七ん家

ななんちを癒しの棲家に

 

つらいこと

母を訪ねた。

眠っていたのでそばに座って本を読む。

 

ふと目を上げると、母がじっとこちらを見ていた。

しばらくみつめあった。

…私がわかるだろうか…

 

今日は私の名前は呼ばないかわりに、

「なんか辛いことがあるん?」

 

…あなたのことです…

「しごとがね、忙しいから」

…ここにくるのが、とても辛いのです…

 

母だからこそ娘の辛い顔がわかったんですね。

 

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母の面倒を見ていた姉も入退院の日々。

私よりもっと心が痛むだろう。

 

 

    …うちに帰りたい、と

    …母は言わなくなった