七ん家

ななんちを癒しの棲家に

 

女一人旅の思い出

女一人旅が流行っていた頃、

信楽焼の窯元に宿泊し、茶碗をつくったことがあります。

これが私の土あそびの原点かもしれません。

 

抹茶茶碗

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底に茶だまりをつくるのが、粋な茶碗といえるらしいのですが…

この茶碗はご覧のように、抹茶を点てる時に茶筅がひっかかりやすくて、

綺麗に点てられません。f:id:y77:20130423154336j:plain

 

 

ひっくり返すと、雑ですね。

土のこね方も悪いのでまだらです。

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この窯元に滞在中に風呂釜、水指を買いました。

 

風呂釜は鋳物しか知らなかったので、

土で出来ている風呂釜はとても斬新に見えました。

ほかにおみやげを買う事なく迷わず、注文しました。

 

うちに届くまでとても待ち遠しかった事を

覚えています。

 

縁あって、バザーの野点や、勤務先の新年会での茶会など

声がかかり少しは日の目を見ることができました。

 

その茶道具は、今はもうありません。

15年ほど前、有効に使ってくださる方に譲りました。 

 

 

 

    …数年前より断捨離が謳われていますが

    …わたしは先駆者かもしれませんね

 

    

    …必要な数の抹茶茶碗を残して

    …ふだんのお茶の一つとして

    …抹茶を楽しむようにしています 

 

 

    …この茶碗をみるたびに

    …あの風呂釜のことを

    …懐かしく思いだします

    

 

    …風呂釜は断捨離しても

    …思い出は断捨離しません

    …心は自由ですから