思い出のうつわ
もう40年近く前になると思います。
友人と鎌倉に行って、駅のそばの益子焼のお店に入りました。
一目見てとても気に入り、旅の記念として自分用に購入しました。
この、横から見た丸みのあるラインが気に入ってます。
縁も厚くてとても重量感があります。
うちに帰ると兄がみやげは?と聞きました。
兄は台湾旅行のみやげに白檀の扇子をくれたからなぁ…
思わず私は、これを渡してしまいました…
その後10年ほどたって、まだ実家にあるのを発見した私は、
なぁんだ、使ってないじゃないと、半分怒りつつ持ちかえりました。
その兄もこの世におらず、今では断りの必要もなくなってしまいましたが、
これを見るにつけ、鎌倉と兄が一緒に思い出されます。
これは当時、灰皿として売っていたように思いますが,一度も灰皿になること
はなく、うちでは私の鍵の指定席として役立っています。
…お兄さん、ごめんなさい
…おかげで、忘れ物減りました
…それにしても丈夫で長持ち
…大事にしてます