七ん家

ななんちを癒しの棲家に

 

とらへい

とらへいってなに?

日本版ハロウィンのような行事

 

地元テレビ局が口和町のニュースを流した。

「とらへ〜い!とらへ〜い!」
 
 

幸福と豊穣を祈るために、まれびと(子どもたち)が牛を飼っている家に

「わら馬」を置いて「とらへい!とらへい!」と叫んで,姿を隠します。

 

 

すると、家の人は何事かと思い玄関に行き「わら馬」に気づきます。

家の人は「わら馬」をいただいたお礼に、空になったわらすぼに菓子や餅などを

入れて家の中に戻ります。

 

「まれびと」は姿を現し、こっそりお礼の品々を持ち帰ります。

 

しかし、家の方に見つかると水をかけられてしまう。

 

まれびとは、キャーキャーいいながら帰って行く。

 

と、まるでハロウィンのようであるが、交換の品を持って登場するのが、

日本的でありがたい。

「とらへい」の言葉の語源は、諸説色々あるそうですが、殿のために兵が

お餅を取りにいっていたことから「殿兵(とのへい)」と呼ばれていたことから

なまってとらへいになったという一説もあるとか。

また、口和には「とのへい餅」というものが売られていたそうである。

もらった「わら馬」は床の間(牛を祭っている神棚)に1年間飾ります。

 

とてもありがたい行事ですね。続けていってほしいです。

できることなら、ハロウィンでなくて「とらへい」が日本全国の行事に

なればいいなぁ

 

  注)YouTubeでは寅平と書いてあるものも