万年時計
BSプレミアムアーカイブスで2005年放送の「万年時計」を取り上げていました。
江戸の天才「からくり儀右衛門」こと田中久重(芝浦製作所の創業者)の時計の
秘密を解き明かします。
久重が作った、茶運び人形、弓曵き童子、文字書き人形はみなテレビなどで
お馴染みです。
それだけでもすごいと思っていたのですが…。
今日の放送は、久重が3年かけて製作したという万年時計(万年自鳴鐘) を
現代に復活させるためにプロジェクトを組み、分解して再びレプリカをつくると
いうものでした。
その複雑な機械仕掛けを全部久重ひとりで成し遂げたというから驚きです。
wikipediaより画像
六面の文字盤は、和時計、二十四節、七曜、干支、月の干満と日付、洋式時刻。
天文学を勉強する為に、三年間、土御門家(つちみかどけ)へ入門して
8キロ往復していたそうです。月を眺めるのにとても風情のあるお庭が
写っておりました。
土御門家って陰陽師で有名ですよね。京都から江戸に移転したんですね。
動力は山ほどの特殊な歯車や4メートルものゼンマイだったのです。
それも手づくりです。
実際、プロジェクトチームが工作機械で作った一分の隙もない精巧な歯車は、
うまく噛み合わず、最後は人間がやすりをつかって微調整することに。
謎の機械仕掛けの時計に綺麗に装飾が施され、改めて日本のものづくりに
対する執念を感じました。
父に買ってもらった自動巻き上げ式腕時計
これは、腕につけて歩くことによって、
自動的にゼンマイが巻き上げられるのです。
今は使ってないので,たまに使うときはフルフルします。
金属のベルトはとうに傷んでしまって、これは3代目。
ついこの間、新品に。
これ傷んだのよねと云ってたら、
セイさん、出張の帰り道に時計屋さんへ。
大事な時計だって覚えてたんですね。
1度巻いたら1年も動く万年時計。
1日たったら止まってしまうこの時計。
私にピッタリ。
田中久重のことば.
知識は失敗より学ぶ。事を成就するには、 志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗が あり…