七ん家

ななんちを癒しの棲家に

 

残されたもの

昨日のカープでご機嫌、今日の楽天の優勝の瞬間! 

出張から帰ってきたセイさん、テレビの前から離れません。

 

2階を占領している古いパソコンやビデオカメラ、なかなか処分できません。

私のでなくて、セイさんの古い持ち物の話です。

どんどんためていくんです。ま、これはいつか処分するでしょうから…

いえいえ、やっぱりさっさとしてもらいます。それで、隅から出してあげて部屋の

真ん中にずらーっと並べました。2階にあがったら、びっくりするでしょうね。

 

残されたもの

子どもが巣立ったあとに残されたもの。これは処分できません。パソコンとは比べ物

になりません。

 

卒業証書、賞状、ゲーム機、卓球のラケット、まだ綺麗な柔道着、ギターのケース、

ギターピック、キーホルダー、文房具などなど…数えたらきりがありません。

1年ほど前にも,「卒業アルバム」や「よいこの思い出」などを持って帰らせたばかり

です…『お母さんは処分できんけん、自分で判断しんさいね』

 

実家に帰ったときに自分の存在証明が欲しいのかもしれません。

家族写真は沢山飾ってあります。それに子どもが描いた水彩画も額に入れてキッチン

やリビングに飾ってあります。絵の教室に三人とも通ってたのです。

存在証明、充分じゃあない?

 

先日、次男夫婦がやってきたとき、飾ってあるトロフィーや楯を懐かしそうに手にと

り、自ら持って帰りました。

父親になるのです。持って帰った理由は単純明快ですね。

 

いつかは、残されたものも跡形もなくなるんでしょうね。

そして、誰もいなくなった…

 

 あら?、残されたものは、私たちだったんですよ!

 

   …処分できません