空蝉のわがうすごろも
カメラを手に庭に出ると蝉がジージーとやかましく、頭の上で蝉がブーンと
飛び去る。おしっこかけられなかったかと心配で、頭を振り払った。
南天の木の下でしゃがんで上を見上げると、居ましたね。うつせみ。
我が家の夏の風景、蝉の抜け殻があちらこちらに。
空蝉と云えば
昔、授業で習ったと思うのですが、ちっとも覚えていません。
これを機会に、ちょっとのぞいてみました。
うつせみって、もの悲しい名前です。
貞淑で慎ましい女性だったんですね。
人妻を追いかけるも、むくわれない光源氏というお話でした。
こんな暑い夏に読んでもね。
秋に読むと、よろしいかと思います。
…先代のボストンJ君
…コラーゲンたっぷりと
…喜んでたよね
…K君にやったらだめよ
…とおばあちゃん
…釘さされましたね
…セイさん?
…儚い蝉の一生
…ちゃんと
…自分の抜け殻を
…残していくのね
…見習わなくちゃ